DINKsの割合ってどれくらい?
DINKsの選択って実際どう?
現代社会において、家庭の形態は多様化しています。
特に注目されているのが「DINKs(ディンクス)」というライフスタイル。
DINKsとは、「Double Income, No Kids」の略で、簡単にいうと、「子なし共働き夫婦」のことです。
20代、30代の方なら、一度は「子どもを持つべきか?」と考えたことはありますよね。
子どもを持つ・持たない、どちらもそれぞれ魅力がありますが、人生を左右する大きな選択でもあります。
夫婦の価値観や人生観にあわせて、慎重に選ぶことが重要です。
20代共働き夫婦の筆者が、
- DINKsとは
- 昨今のDINKsの割合
- DINKsのメリット・デメリット
についてまとめました。
DINKsの割合:
DINKsとは
DINKsとは、「Double Income, No Kids」の略。
自分たちの意思で「子どもを産まずに二人の生活を続けよう」と決めた子どもを持たない共働き夫婦のことです。
このライフスタイルは、子どもをもつ家庭に比べて、時間・お金の自由が生まれます。
人生において時間・お金の余裕を重要視する人に選ばれることが多く、特に都市部での生活やキャリア形成に注力している人に見られます。
DINKs(ディンクス)とは、「Double Income(共働き)No Kids(子どもを持たない)夫婦」を示す言葉です。簡単に言ってしまえば、結婚しても子どもがいない夫婦のことを指しています。厳密には、何らかの事情があって子どもが欲しくてもできない夫婦はDINKsに含めません。
引用元:みんなのマネ活
もちろん、子どもは授かりものなので「子どもを持とう!」と思って持てるものではありませんが、持つための努力をするかしないかに影響します。
DINKsの割合:
子なし共働き夫婦はどれくらいいる?
夫婦共働きの割合
総務省の発表した令和2年国勢調査「ライフステージでみる日本の人口・世帯」によると、共働き夫婦世帯は2005年では57.5%であったのに対し、2020年では69.4%と7割に迫っています。
共働き夫婦の割合は年々増加傾向にあり、働き続ける女性が増えています。
体感として、会社でも上の世代よりも20,30代の女性の方が多い気がします!
DINKsの割合
総務省の発表した令和2年版国勢調査「人口等基本集計結果」によると、核家族世帯全体における「夫婦のみ世帯(子どものいない世帯)」の割合は、 2005年では19.6%であったのに対し、2020年では20.1%とわずかに増加。
ただし厳密には、何らかの事情があって子どもが欲しくてもできない家庭も含まれているため、DINKsが増加しているかとは言い切れません。
一般的には、DINKsは経済が発展し、個人の自由やキャリアが重視される社会ほど、その割合が高くなる傾向にあります。
日本では、結婚後も夫婦共にキャリアを継続する選択が増えており、DINKsの割合も少しずつ増加していると予想されています。
DINKsの割合:
子なし共働き夫婦のメリット
メリット①経済的な余裕がある
DINKsは、共働きなので世帯収入が多い傾向にあります。
さらに、子どもを持たないことで、教育費や育児に関わる出費が発生しません。
その結果、二人の収入を自分たちのライフスタイルの向上や趣味、旅行、高級品の購入などに自由に使うことができます。
- 外食など、日々のプチ贅沢ができる
- 夫婦旅行が頻繁にできる
- 趣味に当てられるお金が増える
また、経済的余裕は貯蓄や投資への資金として、長期的な金融計画を立てやすくなります。
このような経済的自由度は、普段の生活の質を高めるだけでなく、長期的な資産形成という観点でもメリットがあります。
メリット②時間の自由がある
DINKsは子育てにかかる時間がないため、仕事や趣味など、時間を自分のために自由に使うことができます。
子どもが産まれると自分の時間がなくなる、といったことはよく聞きますよね。
それ対照的に、この時間的な余裕は、精神的な充実感をもたらし、人生の幸福感に直結するでしょう。
また、一概には言えませんが、時間に追われると精神的な余裕がなくなり、夫婦間でのいざこざにつながりがち。
その一方で、DINKsは時間的な余裕が精神的な余裕につながるため、パートナーと良好な関係を保ちやすいと言えます。
(もちろん、夫婦それぞれですが)
メリット③夫婦それぞれのキャリア形成に有利
子どもがいると、
- 安定収入が必要となるため、キャリアチェンジや転職など、キャリアにおけるリスクを取りにくくなる
- 保育園の送り迎えや子ども病院など、時間的制約が生まれる
- 日々の育児があるため、残業や急な出張・海外勤務などに対応できない
など、仕事においても制約が生まれてしまいます。
その一方で、DINKsはこういった制約を考慮する必要がないため、柔軟な対応が可能です。
これにより、昇進や転職、専門性を磨くなど、キャリアの多様な選択肢を探求しやすくなり、 個人のキャリア形成には有利です。
特に女性は、出産や育児などで一定期間仕事から離れる期間があります。
産休・育休、時短勤務がキャリアに与える影響は、少なからず発生してしまうのが現状です。
DINKsの割合:
子なし共働き夫婦のデメリット
デメリット①貴重な体験ができない
子どもを持つことは、多くの人にとって人生の大きな喜びの一つです。
子どもを授かり、子どもの成長を見守り、育児を行う中で得られる経験は、他に代えがたいものがあります。
「子どもと一緒に、もう一度人生を楽しめる」と言われるほどです。
DINKs夫婦は、このような子どもを通しての喜びや、家族としての絆を深める体験を持つことができません。
もちろん、子どもがいないことで自由に旅行に行けたり、趣味に時間を費やせたりなど、違った経験はできるため、どちらが自分の価値観に合っているかを天秤に乗せて考える必要があります。
デメリット②世間体が気になる
子どもを持たない選択が、場合によっては周りからの期待とギャップが生まれる可能性があります。
例えば、自分の両親の立場からすると「孫の顔が見たい」と思われているかもしれません。
その場合、実家に帰るたびに圧力や居づらさを感じてしまうことになります。
また、周りの同世代の友人にどんどん子供ができてくると、話題が合わなくなる可能性もあります。
その結果、友人と疎遠になってしまうというパターンも、残念ながらよく聞くケースです。
デメリット③将来のサポート体制への不安
子どもがいないことで、老後に不安を感じるDINKsは少なくありません。
老後の介護や緊急時の支援が必要になった場合、それを担う家族がいないのです。
このため、自分たちの将来は自分たちで守る必要があります。
- 早めに介護保険に加入する
- 貯蓄や投資を行う
- 信頼できるネットワークを構築する
など、若いうちから計画的に考えておく必要があります。
DINKsは経済的な余裕があるため、早めのうちから資産形成をしておいて、老後に備えておくのが良いでしょう。
DINKsの割合:
向いているか、向いていないか
DINKsというライフスタイルが自分たちの夫婦にとって適しているかどうかは、夫婦の人生観・価値観に依存します。
この選択をする際には、夫婦間で深い話し合いを行うことが重要です。
生活の質、個人の時間、キャリアといった面でのメリットを享受する一方で、子どもを持つことの喜びや将来的な家族の支えという側面を欠くことになります。
特に、子どもを授かることに関しては、どうしても年齢が上がるにつれて難しくなります。
高齢での出産が伴うリスクや、育児の現実的な負担を理解した上で、後悔のない決断をすることが重要。
DINKsとしての生活が夫婦に幸福をもたらすかどうかは、夫婦がお互いに納得した上で結論を出す必要があります。
個々の状況に応じて最適な選択ができるよう、しっかりと意思疎通を図り、相互の理解と支持を確かめ合うことが望ましいでしょう!
なお、私たち共働き夫婦がDINKsを選択しなかった理由については、下記の記事で紹介しています。
DINKsの割合:
まとめ
本記事では、共働き夫婦の筆者がDINKsについてまとめました。
それぞれのライフスタイルが尊重される社会の中で、DINKsも夫婦の在り方として一つ選択肢でしょう。
DINKsは経済的自由や個人の時間の確保など、多くのメリットを享受できる一方で、幾つかの懸念や将来のリスクも考慮した上で慎重に選ぶ必要があります。
もちろん、子どもは授かりものなので、自分たちの意思でどうこうできない範囲もありますが、このライフスタルが自分たち夫婦にとって最適かどうかを、一度じっくりと話し合いすることが重要です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。